金融相談会・虹の会通信-2 払い過ぎた利息を取り戻そう!民商会員3人がサラ金・商工ローンを同時提訴
北区民商金融相談会・虹の会では貸金業法改正に伴い、サラ金や商工ローンに対する過払い利息の返還に、弁護士に頼らない個人訴訟でチャレンジする会員が増えています。 7月14日にはSさん(建設業)がプロミス、Tさん(飲食業)がワールド、Nさん(飲食業)がSFCG(旧商工ファンド)をそれぞれ相手に東京地裁に同時提訴しました。もちろん裁判など初体験。3人がそれぞれの窓口に書類を提出し、係から呼び出されるまで控えの長いすでわいわいがやがや。受付の係官も相手が素人なので初歩の注意から丁寧に応対してくれ、お互いに窓口で言われた事を情報交換しながら無事訴訟手続きが済みました。 その後にちょうど別の会員Kさん(飲食業)のオリコに対する第2回の公判があったので、様子を見るために皆で傍聴しました。この裁判には他の虹の会の仲間も応援に駆けつけ、総勢12人の大傍聴団となりました。さすがにオリコ側の弁護士も傍聴席が気になるようで、裁判中もこちらをちらちら、次回期日を裁判官が告げたときには傍聴席の全員がメモ書き、公判終了と同時に相手弁護士は逃げるようにさっさと法廷から出て行ってしまいました。 次回はオリコが捨ててしまった過去の取引履歴を、オリコ自らがKさんが納得のいく推定計算で過払い金の提示をするよう裁判官から言われました。 裁判というととかく緊張しがちですが、皆で励まし合いながらのまるでレクリエーションのような裁判の様子に、過払い3人衆も気が楽になったようで、自信を持って裁判に望めそうです。もちろんこの裁判にも虹の会や支部の仲間が傍聴団を作って応援していきます。 (鳥居記)